POS製品のニューフェイス「HP Engage One Essential」
2022年2月の発売開始より、多くのお客様から注目されている「HP Engage One Essential」。エントリーモデルとはいえ、充実した機能と高い拡張性で、小売店だけでなく、様々な用途に使えると各方面より高い評価を得ています。ここではHPの製品担当者とお客様と接する機会が多い販売パートナー様による対談形式で人気の理由を探ります。
―それでは早速ですが、今話題となっている「HP Engage One Essential」の概要を教えてください。
浦野 HP Engage One Essentialは今年の春に販売が開始された新製品です。オールインワンタイプの14インチディスプレイを採用したコンパクトデザインとなっており、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルという位置づけです。
とはいえ、RJ-45 NICポート、USB2.0ポート、USB Type-Cポート、シリアルポートなど、インターフェイスが豊富であらゆる周辺機器との親和性にも優れています。さらにIP54規格に準拠した防塵防滴仕様なので、例えばキッチン周りなどの汚れや水分が付きやすい場所でも扱えます。
HPのPOSシリーズ全体に言えますが、POS専用端末としてだけでなく、制御用デバイスとも連携できるので医療、製造業、物流といったあらゆる業種に対応できるように開発されている点も強みです。もちろん、HPの他シリーズ同様に充実のサポートもついていますから、安心してお使いいただけるところもメリットだと思います。
―クリエート様はすでにたくさんの販売実績をお持ちですが、市場の反応はいかがですか?
福島 大変好評です。弊社ではPOSレジソリューションとして販売する機会が多いです。一般的に小売店を見てみると最近ではタブレットPCを使ったレジシステムが人気ですが、自動釣銭機との連携でお困りのケースが多いという実情もあります。そのようなニーズにはやはりPOSレジのほうが対応しやすいこともあり、再び人気が高まっています。
中でもオールインワンタイプのHP Engage One Essentialはコストパフォーマンスがとても良いので、お客様からのお問い合わせが特に多い製品になっています。また、スペースがそれほど広くない店舗でも設置しやすいため、サイズ感からこちらを選ぶお客様も増えていますね。
―HPとパートナーシップを組んでいただいていますが、クリエート様のPOSレジソリューションとの相性はいかがですか?
福島 HPさんがPOS製品を扱うようになった当時からのお付き合いになります。製品が素晴らしいのはもちろんですが、新製品が次々と出てきますし、それぞれが時代に合ったスタイリッシュなデザインなのも魅力だと思います。多種多様な製品が多く、お客様の用途に応じた適切な機種というのがすぐに見つかり、提案しやすいのもうれしいですね。
それだけでなく、早い段階で新製品情報をいただけるので、ビジネスチャンスを作りやすいという点もありがたいと思っています。そのほか、サポート体制が充実している安心感もあるため、継続してお取引をさせていただいています。
浦野 クリエートさんは、私たちの製品全体のメリットをしっかり評価いただき、お客様に満足いただけるサービスと共に届けてもらえるのが本当にうれしいですね。導入した製品のフィードバックもいただいており、私たちとしてもとても参考になりますし、次の製品開発のヒントにもなっています。
私もお客様のところへご一緒させていただいたことがありますが、みなさまが大変喜んでくれていてそのお姿を見ているだけでうれしい気持ちになれました。私たちはハードウェアベンダーですから、ソフトウェアやサービスを提供する組織と連携しないとビジネスができません。そういう意味ではお互いの得意分野を活かして、さらに付加価値の高いソリューションをお客様にご提案していきたいですね。
―HP Engage One Essentialはどのような方に合いそうですか?
福島 小売業の方には全般的に向いていると思います。しかし、先ほどからお話しているようにあらゆる用途に応用できると考えています。例えば私たちがご提供している直売所向けのシステムと組み合わせれば、生産者の方が決めた価格に合わせてバーコードを発行して、HP Engage One Essentialで読み取るといった使い方も可能です。同様に最近需要が大きく伸びているセミセルフ、あるいは完全セルフのレジを始め、発券機などのソリューションとも相性がよいです。こうしたことが可能になるのは、ポートが豊富に揃っているHP Engage One Essentialならではといったところでしょう。
いま、道の駅や大型温泉施設のように、ひとつの館内に複数の販売所がならんでいるような施設からのお問い合わせが増えています。段階的な拡張や、券売機などのシステムの都合で、どうしても会計の仕組みがバラバラで月次の経理処理がとても複雑になっているというご相談が多いのです。それを一元管理するあらたなPOS端末としてコストパフォーマンスと省スペースに優れたHP Engage One Essentialに統一していくといったソリューションです。すでに導入が始まっているところを含め、今後もこうしたニーズは増えていくと予想しています。
浦野 HP製品はもともと豊富なポートフォリオを持っていますし、HP Engage One Essentialはそのコンセプトを受け継いだモデルですから、幅広いニーズに応えられる製品だと考えています。お話に出た直売所システムは私も拝見しましたが、地域の生産者の方々が使いこなしていらっしゃってとても驚きました。HP Engage One Essentialを使ったソリューションを、簡単にオペレーションできるようにアレンジしてくれるところもクリエートさんの強みですね。
―HP Engage One Essentialのサポートのお話がありましたが、HP、クリエートそれぞれの役割はどうなっているのですか?
浦野 HP Engage One Essentialに関するサポート体制は大きくふたつに分けられます。お客様と接する部分をクリエートさん、その中でハードウェアに起因するものがあれば私たちが担当します。
福島 これまでのお問い合わせをみてもほとんどのトラブルはソフトウェアが原因です。その中でも操作ミスやヒューマンエラーが大半を占めており、ハードウェアトラブルはほとんどありません。そういう品質と信頼性の高さからもHP製品はお客様におすすめしやすいですね。
浦野 それでも万が一はありますから、標準の3年保証以上のサポートが必要な方や、トラブルの即日対応が欲しい方には「HP Care Pack」もご用意していますから、こちらもニーズに応じてご提供できます。いずれにしてもクリエートさんが一次対応してくれるので、お客様も私たちも安心しています。
―お時間が来てしまったようなので、最後にHP Engage One Essentialに興味を持たれた方にメッセージをお願いします。
福島 HP Engage One Essentialのコストパフォーマンスの高さは、実際に導入支援をしていればすぐに体感することができます。エントリーモデルということでスペック的にパフォーマンス不足を懸念される方もいらっしゃる方もいますが、POSレジとして十分以上に活用できる製品に仕上がっていると思います。
デジタルサイネージや動画再生、印刷物の高速処理などの同時複数処理はもっと早いCPU の方が良いかもしれませんが、そうしたニーズにはHP Engage One、あるいはHP Engage One Proといった上位機種もあります。そういう意味では用途に応じて適切な棲み分けができているシリーズといえ、HP Engage One Essentialも立ち位置がはっきりした製品だといえます。ご自身の用途に合わせて適切な製品をお選びください。
浦野 おっしゃる通り、HP Engage One Essentialは二種類の型番しかないシンプルなモデルです。おすすめのシーンや特長などはクリエートさんがご説明されたとおりですが、HP Engage One Essentialは現在、在庫も持って運用しており、短納期となっていますから、このチャンスにぜひご相談いただければと思います。これから店舗を構える方や、レジを置くのが初めてといった方でも扱いやすいので、最初の1台としてもHP Engage One Essentialはおすすめです。
―ありがとうございました!
HP Engage One Essential導入事例
日向利久庵 様
宮崎県に本店を構える和菓子店「日向利久庵」。2015年の創業以来、着実に店舗数を増やし、2022年4月に東京の銀座に銀座EXITMELSA店をオープン。もともと味の良さから消費者から高く評価されていることもあり、多くのマスコミが取り上げました。
この銀座EXITMELSA店にHP Engage One Essentialが導入されており、同店舗の業務効率化に貢献しています。導入の決め手となったのは省スペース性の高さと、レスポンスの良い操作性、それに14インチディスプレイの視認性の高さです。
当初、画面サイズが小さくなったことから誤操作が増えるのではと懸念されたそうですが、実際には逆で14インチサイズながら画面が広く見え、画質も高いことから逆に操作しやすくなったとのことです。同店舗の店長からは多店舗のPOSレジもHP Engage One Essentialに変更したいという話も出たそうで、今後の店舗展開にも好影響が出そうです。
日向利久庵のHP Engage One Essential導入事例については以下URLにて詳しく紹介されています。
URL:https://jp.ext.hp.com/retail-solutions/usecase/hyugarikyuan/
HP Engage One Essentialについて詳しくはこちら
URL:https://jp.ext.hp.com/retail-solutions/engage_one_essential/
株式会社クリエートについて詳しくはこちら
URL:https://create-m.co.jp/