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エアアジア、インドネシア配車大手のタイ事業を株式交換で買収

エアアジア本社
7月7日、マレーシアの格安航空(LCC)大手エアアジア・グループは、インドネシアの配車・決済サービス大手GOJEK(ゴジェック)のタイ事業を株式交換方式で買収すると発表した。写真はエアアジア本社。マレーシアのセパンで昨年10月撮影(2021年 ロイター/Lim Huey Teng)

[クアラルンプール/バンコク 7日 ロイター] – マレーシアの格安航空(LCC)大手エアアジア・グループは7日、インドネシアの配車・決済サービス大手GOJEK(ゴジェック)のタイ事業を株式交換方式で買収すると発表した。

エアアジアはゴジェックの事業を取得する代わりに、傘下の総合アプリ「エアアジア・スーパーアップ」の株式5000万ドル相当を譲渡する。これにより、ゴジェックはスーパーアップの4.76%を保有することになる。

これはスーパーアップの事業価値を約10億ドルと評価しており、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に見舞われたエアアジア本体の時価総額8億8600万ドルを上回ったことになる。

スーパーアップは旅行、電子商取引、金融サービスを手掛けており、エアアジア・デジタルグループ傘下の3社のうちの1社。

タイのビジネスコンサルタント、アジア・グループ・アドバイザーズのディレクター、Nattabhorn Juengsanguansit氏は、ゴジェックがフードデリバリーや配車サービスの競合企業に遅れをとっているタイで、エアアジアがゴジェックを後押しする可能性があると評価した。