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ユーロ圏12月景況感指数は改善、インフレ率は5カ月連続マイナス

ベルリンの客がいないレストランのテラス席
欧州連合(EU)欧州委員会が発表した12月のユーロ圏景況感指数は上昇した。閉められたレストラン、ベルリンで11月撮影。(2021年 ロイター/Annegret Hilse)

[ブリュッセル 7日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会が発表した12月のユーロ圏景況感指数は90.4と、前月の87.7から上昇した。

市場予想は90.0だった。製造業景況感指数や消費者信頼感指数が改善した。

一方、EU統計局が発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比0.3%低下。5カ月連続の低下となった。ロイターがまとめた市場予想は0.2%低下だった。

エネルギーと未加工食品を除いたコア指数は前年比0.4%上昇。過去3カ月も0.4%の上昇だった。エネルギーと未加工食品に加えてアルコール、たばこを除いた指数も前年比0.2%上昇で、前月と同じだった。

EU統計局が発表した11月のユーロ圏の小売売上高は前月比6.1%減、前年比2.9%減。ロイターがまとめた市場予想は前月比3.4%減、前年比0.8%増だった。

新型コロナウイルスの制限措置が再導入されたことが響き、予想を大幅に下回った。国別では、ベルギーが前月比15.9%減、フランスは18.0%減だった。