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第3四半期のユーロ圏GDP、前期比+12.7% CPIは低下続く

フランクフルトの欧州中央銀行
EU統計局が発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比12.7%増となり、大幅なマイナス成長となった第2・四半期から急回復した。写真はフランクフルトの欧州中央銀行(ECB)。2015年12月撮影Germany, December 3, 2015. REUTERS/(2015年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ブリュッセル 30日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が30日発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比12.7%増となり、予想の9.4%増を大幅に上回った。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で大幅なマイナス成長(11.8%)となった第2・四半期から急回復した。中でも、イタリア、フランス、スペインの回復が顕著だった。

前年比では4.3%のマイナス成長だったが、第2・四半期の同マイナス14.8%からは改善した。市場予想はマイナス7%だった。

INGのエコノミスト、バート・コリン氏は「第3・四半期のGDPは大幅に回復したものの、新たな都市封鎖(ロックダウン)が発表されたばかりで、後味の悪い結果となった。二番底は避けられないだろう」と述べた。

10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年比マイナス0.3%で、市場予想と一致。エネルギー価格が8.4%下落し、未加工食料品の4.3%上昇を相殺した。