[ワシントン 28日 ロイター] – 米国で経済活動が一部再開する中、消費者による小売店の来店数が徐々に上向いていることが、データ会社のウナキャストの調べで分かった。
同社が行った携帯電話の位置情報分析によると、25日時点で小売店の来店数は1億0300万回と、前週の8600万回から2割近く増加。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外出制限が設けられた3月20日以降で最高となった。一方、前年比では依然2割程度落ち込んでいる。
州別では経済再開に最も積極的な州であるジョージア州で、来店数が23日から24日にかけて35%伸び、25日も底堅く推移した。
業種別では、少なくとも18州でホームセンターの来店数が23日から25日まで3日連続で前年を上回った。
ただ都市封鎖(ロックダウン)の影響は依然、多くの業種に相当な影響を及ぼしている。飲食店や宿泊施設、衣料店の来店数は前年比8割減と深刻だ。