[ブリュッセル 3日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した2月のユーロ圏の小売売上高は、前月比0.9%増、前年同月比3.0%増と、市場予想を上回った。
前年比では1年ぶりの高い伸びとなった。欧州全体で新型コロナウイルスの感染が拡大したのは3月。2月は食品・飲料の購入が増えたほか、オンライン販売も急増した。
市場予想は前月比0.1%増、前年比1.7%増だった。
内訳では食品・飲料・たばこが前月比2.4%増、通販・オンライン販売が5.6%増。非食品は0.2%増。コンピューター機器・書籍、自動車燃料の販売が減少した。
国別では、ドイツの小売売上高が1.2%増、フランスが1.1%増。欧州で最初に新型コロナの感染が拡大したイタリアのデータは入手できなかった。
前年比でも、食品・飲料・たばこの販売が好調。非食品の販売も底堅かった。衣料の販売は減少したが、電化製品・家具、コンピューター機器・書籍、医薬品の販売は増加。オンライン販売も急増した。