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ユーロ圏消費者物価指数、2月改定値は前年比+1.2%

買い物客の様子
欧州連合(EU)統計局が発表した2020年2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比1.2%上昇で、速報値と同じだった。1月の1.4%上昇から減速した。写真はロイター

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した2020年2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比1.2%上昇で、速報値と同じだった。1月の1.4%上昇から減速した。前月比は0.2%上昇。

市場の予想と、統計局が3月初めに発表した見通しと一致した。

一方、エネルギーと食品を除くコア指数の上昇率は1.3%で、速報の1.4%から下方改定された。1月も1.3%だった。コアインフレ率は欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定の際に重視している。

より狭義のコアインフレ率(エネルギー・食品・アルコール・たばこを除く)は前年比1.2%上昇で速報と変わらず。1月の1.1%から加速した。

2月のエネルギー部門のインフレ率はマイナス0.3%。この後3月にはサウジアラビアとロシアが価格競争に突入し、新型コロナウイルスがユーロ圏経済に与える影響も深刻化している。