滋賀県が本社の平和堂が発表した2021年3〜8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益は前年同期比1.7%の微増の2159億円だったものの、営業利益が21.4%増の70億円と大きく伸びた。
パート比率を高めるなどして人件費を削減、販売管理費の伸びを0.6%増に抑えたことが大幅な増益につながった。食品製造加工のベストーネなど子会社の収益改善も連結営業利益を押し上げた。
平和堂単体の営業収益は横ばいの1900億円、営業利益は7.6%減の61億円だった。前年同期に3.4%増だった既存店売上高は、1.6%減とマイナスに転じた。1品単価は上昇したものの、買い上げ点数と客数が落ち込んだ。
22年2月期の連結業績予想は従来と変わらず、営業収益は前期比1.3%増の4450億円、営業利益は17.5%増の165億円、純利益は1.8%増の99億円を見込んでいる。