総菜専門店
コロナ禍で市場に暗雲 専門店シェアは下落の一途
日本惣菜協会(東京都)の「2020年版惣菜白書」によると、19年の総菜の市場規模は10兆3200億円で、対前年比0.7%増だった。少子高齢化や有職女性の増加によって総菜の需要は年々増加傾向にあり、市場は依然として拡大基調を維持している。ただ、昨年来の新型コロナウイルス(コロナ)禍で内食需要が高まるなか、総菜専門店をはじめ苦境に立つ中食事業者は少なくない。
惣菜白書によると、総菜専門店を含む「専門店・他」の市場規模は2兆8961億円で同2.0%減、市場全体における構成比も同0.7ポイント(pt)減の28.1%。ここ数年、市場規模は下落の一途をたどっている。一方、
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