2020年の流行グルメ振り返り
特徴は「非日常の再現」「プチ贅沢」
話題のグルメを自宅で手づくり
2020年の食のトレンドを振り返るにあたって、新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大の影響は避けては通れないだろう。
コロナ禍によって、人々のライフスタイルは一変し、それに伴い食の在り方も大きく変わった。なかでも進んだのが、外食、中食、内食の“ボーダレス化”だ。外出自粛生活によって人々の自宅で食事をする機会が増えたことから、外食業者は中食・内食ニーズを取り込むべくテイクアウトサービスの強化に乗り出し、他方で食品スーパー(SM)は外食ニーズを満たせるような商品の開発を進めている。
こうしたなか、リクルートライフスタイルが企画編集するクーポンマガジン「HOT PEPPER」が実施した、20年の流行グルメについての調査結果(図)をみると、大きく2つの特徴が挙げられる。
1つ目は、「非日常感の再現」だ。コロナ禍でなかなか外食や旅行ができないぶん、ワクワクするような非日常の体験を、中食や内食で“再現”する動きが流行した。
たとえば、1位の
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