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東レ、通期純利益予想を下方修正 下期は回復基調

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11月6日、東レは、2021年3月期連結決算(国際会計基準)の純利益予想を前年比59.6%減の340億円に下方修正した。写真は都内で2017年11月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 6日 ロイター] – 東レは6日、2021年3月期連結決算(国際会計基準)の純利益予想を前年比59.6%減の340億円に下方修正した。従来予想は400億円だった。上期に米国の炭素繊維子会社で減損損失を計上したことが響く。

一方で、通期の売上収益は前年比11.1%減の1兆8600億円(従来予想は1兆8400億円)、事業利益は同36.3%減の800億円(同700億円)に上方修正。純利益ベースでも下期は295億円と従来予想の220億円から上方修正した。

機能化成品事業で、中国市場の需要回復が見込まれるほか、自動車用も回復基調となっている。炭素繊維事業などでのコスト削減も寄与する。