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ホームセンター2月・3月決算出揃う 今年は順位に大きな変動も

コーナン
売上高で業界トップのDCMホールディングスが1.9%減の4373億円と伸び悩む中で、コーナン商事が12.3%増の3746億円と2ケタの伸びを示した。

 2月・3月に決算を迎えたホームセンターの業績が出揃った。

 売上高で業界トップのDCMホールディングスが1.9%減の4373億円(営業収益、以下同じ)と伸び悩む中で、コーナン商事が12.3%増の3746億円と2ケタの伸びを示し、0.5%増の微増だったコメリの3485億円を抜いた。

 昨年まで業界2位だったカインズ(非上場)の売上高がまだ公表されていないが、前年度の実績が4214億円で、2019年に交野店、幕張店、稲沢店、姫路大津店、白河モール店、浜松市野店を新規出店するほか、積極的に改装も行っており、仮に売上高が4%増となれば、DCMホールディングスを超えてトップに浮上する。

 また、バローホームセンターとの統合を果たしたアレンザホールディングスが67.0%増の1376億円となり、ジョイフル本田(6月決算)、島忠(8月決算)に続いて、前年の12位から9位とトップ10入りを果たしそうだ。

 売上高で500億円以下の中堅ホームセンターは苦戦が続く。カンセキが売上高で8.1%増の363億円となったが、ホームセンター事業に限ると0.1%増の177億円だ。これは、アウトドアの「WILD-1」が17.2%増の110億円、その他の専門店が16.2%増の79億円と全体を牽引したためだ。

2月・3月決算ホームセンター業績

営業総利益率は対営業収入、売上総利益率は対売上高、販管費率は対営業収入に統一。決算資料などでは、販管費率などを対売上高で載せているところもあるので、異なる場合あり。営業収入の記載がない企業(営業収益の数値がない)は、すべて対売上高で計算。