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ウォルマート、2〜4月期のEC売上高は74%増、新型コロナの巣ごもり需要で

ウォルマートの従業員
ECの利用を含めて客単価が大幅に増加し、米国事業の既存店売上高は10%伸びた

 米ウォルマートが発表した2020年2〜4月期の業績は、営業収益(サムズクラブの会費収入を含む売上高)が前年同期比8.6%増の1346億ドル(約14兆4000億円)、営業利益が5.6%増の52億ドル、純利益が3.9%増の39億ドルだった。

 主力の米国事業は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要で、EC(インターネット通販)売上高が74%増(前年同期は37%増)と急伸した。既存店売上高は10.0%増だった。食品・日用品のECは店頭在庫から出荷されるため、EC売上高の増加が既存店売上高を3.9ポイント押し上げた。都市封鎖の影響もあって客数は5.6%減少したが、まとめ買いが増えて客単価は16.5%増となった。利益率の低い食品・日用品の売上構成比が高まったことなどから、粗利益率は1.1ポイント低下したが、売り上げの増加でカバーし、営業利益は3.9%増の43億ドルとなった。

 国際事業の売上高は3.4%増の297億ドル、営業利益は9.2%増の8億ドル。会員制倉庫店のサムズクラブ事業の売上高は9.6%増の151億ドル、営業利益は9.5%増の4億ドルといずれも増収増益だった。

 国際事業では、メキシコの既存店売上高が11.6%増、中国が13.3%増と2ケタの伸びを示した。中国ではEC売上高が2.6倍に伸びた。ただ、新型コロナ対策に伴うコストの増加や粗利益率の低下などで、中国は営業減益だった。メキシコやカナダは増益を確保した。