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いなげや、20年3月期の営業利益は8億円余りの上振れ、一転増益に

いなげや
いなげやは4月28日、2020年3月期の連結営業利益が前期比1.8%増の23億2000万円になったと発表した。写真gettyimages/winhorse

 いなげやは4月28日、2020年3月期の連結営業利益が前期比1.8%増の23億2000万円になったと発表した。従来は34.2%減の15億円を見込んでいたが、新型コロナウイルス感染拡大による買いだめ需要の高まりなどで売り上げが伸び、一転して増益となった。

 同社は19年4〜9月期の既存店売上高が前年同期比2.3%減と苦戦したことから、10月には通期の営業利益予想を期初に発表した23億円から15億円に引き下げていた。だが、新型コロナの感染が広がり始めた20年2月の既存店売上高は前年同月比8.5%増、3月も9.9%増と大きく伸びた。この結果、通期の既存店売上高は前期比0.4%減まで巻き返し、20年3月期の連結売上高は1.0%増の2542億円と従来予想を22億円上回った。

 不採算店舗の減損損失など16億円余りの特別損失を計上したものの、純利益は前期の13億円の赤字から、6億円8000万円の黒字に転換した。従来は1億円の黒字予想だった。