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ドラッグストアのインバウンド消費額、19年は17%減

 購買履歴データの提供を手がけるTrue Data(トゥルーデータ、東京都港区)の調べによると、2019年の国内ドラッグストアによるインバウンド(訪日外国人客)消費購買額は、前年比で17.2%減少した。

 中国で個人輸入の規制が強化されたことで、化粧品などのまとめ買いが減少したことや韓国人の訪日客が減少したことなどが影響したとみられる。1店舗当たりの購買件数(レシート数)は19.8%減少した。購買単価(1レシート当たり購買金額)は3.3%増えたが、客数の減少が大きかった。

 日本政府観光局によると19年の訪日外国人旅行客数(推計値)は、2.2%増の3188万人と過去最多となったものの、月別にみると12月は前年同月比4.0%減で、3ヵ月連続で前年同月を下回った。

 ドラッグストアの売上高に占めるインバウンド消費額の割合は、今後も減少する可能性がある。