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ニトリの2020年2月期連結、純利益が前年比10.5%増に

ニトリ
駆け込み需要により高価格商品であるソファー、ベッドルームの家具などの売れ行きが好調だった。

 ニトリホールディングスが12月27日、2020年2月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.3%増の4814億円、営業利益は844億円(前期比8.3%増)、経常利益は860億円(前期比8.3%増)、純利益は575億円(前期比10.5%増)となり、消費増税があったなかでも増収増益を確保している。

 10月の消費増税前は、駆け込み需要により高価格商品であるソファー、ベッドルームの家具などの売れ行きが好調だった。また、一部商品の期間限定値下げや「ニトリFun!ウィーク」、「オーダーカーテンキャンぺーン」などの消費喚起キャンペーンを早期に実施した結果、売上高が伸長した。

 増税後は家具などの販売は落ち込んだが、気温の低下により「Nウォーム」シリーズなどの機能性寝具の売り上げが好調に推移。反動減を補った。

 通販事業の売上高も17.9%増の330億円に拡大。インターネット販売の店頭受け取り件数は25%伸びた。

 また、商品梱包のダウンサイジング化や、商品開発時の原材料の統一化などによりコスト削減も進めており、一定の効果を発揮している。

 店舗数は国内が21店舗増の526店舗、中国と台湾、米国を含む総店舗数は19店舗増の595店舗となった。

 20年2月期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比5.7%増の6430億円、営業利益は3.2%増の1040億円を見込む。

内容を追加しました(12/30 12:45)