[東京 6日 ロイター] – ソフトバンクグループが6日発表した2019年4─9月期の連結決算(国際会計基準)は、156億円の営業損失だった。前年同期は1兆4207億円の黒字だった。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドとデルタ・ファンドからの営業損失が5726億円となるなど、重しとなったほか、レンタルオフィスのウィーワークとその関係会社など投資先の公正価値が減少、未実現評価損失が5379億円となった。
売上高はほぼ横ばいの4兆6517億円、当期利益は49.8%減の4215億円だった。
ビジョンファンドの9月末時点の投資額は707億ドル(6月末は663億ドル)で、その公正価値は9月末に776億ドル(6月末822億ドル)だった。
同社は20年3月期の業績見通しは開示していない。リフィニティブがまとめたアナリスト20人の当期利益の予想平均は1兆1349億円。
共用オフィス「ウィーワーク」運営の米ウィーカンパニーに対する投資については、2020年3月期個別決算で関係会社株式評価損4977億円を特別損失に計上する見込み。ウィーの上場延期に伴う事業計画見直しを受け、9月末の公正価値を反映させた。