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デサントが通期予想を大幅下方修正、韓国事業の売り上げ低迷で

[東京 6日 ロイター] – デサントは6日、2020年3月期連結業績予想で、営業利益を従来予想の80億円から11億円に、当期利益を53億円から7億円にそれぞれ下方修正した。売上高の5割を占める韓国での業績不振が響いたほか、冬物商戦の苦戦も見込んでいる。

韓国では、日本製品の不買運動が広がっており、関連会社のデサントコリアの下期(7─12月)以降の売り上げが低迷した。年間配当は22円から3円に修正した。

同社は広告販促費の削減など販管費の見直しに取り組んだものの、売上高の落ち込みに伴う売上総利益の減少をカバーできないという。

デサントのエリア別売上高構成比はここ数年、国内4割程度に対して韓国が5割程度で、韓国事業に対する依存度が高い状況が続いている。