日本スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の8月の売上高(速報値)は、全店ベースで前年同月比0.1%減、既存店ベースで1.3%減といずれも前年実績を下回った。既存店ベースでのマイナスは10ヵ月連続となった。
商品部門別の既存店売上高は、総菜が0.1%増と健闘、日用品などの非食品も前年を0.1%上回ったが、その他は前年割れだった。主力の生鮮3部門は合計で2.7%減と苦戦した。特に青果が5.1%減と大きく落ち込んだ。
エリア別でも北海道・東北から九州・沖縄までの7エリアが全て前年割れとなった。
主な企業別では、アークスが0.2%減で2ヵ月連続のマイナス、ヨークベニマルは1.5%減で11ヵ月連続のマイナス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが1.7%減で10ヵ月連続のマイナス、ヤオコーは0.8%増で2ヵ月ぶりのプラス、バローが0.1%増で2ヵ月ぶりのプラスだった。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(0.4%減)を除き客単価は前年を上回ったが、前年並みのヤオコーを除き客数が落ち込んだ。
主な食品スーパーの売上高(2019年8月、速報値)
前年同月比(%)、▲はマイナス
企業名 | 全店 | 既存店 |
---|---|---|
アークス | 0.4 | ▲0.2 |
ヨークベニマル | 0 | ▲1.5 |
U.S.M.H | ▲1.2 | ▲1.7 |
ヤオコー | 4.6 | 0.8 |
バロー | 1.9 | 0.1 |