[東京 20日 ロイター] – 日本百貨店協会が20日発表した8月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比2.3%増の4200億円と、5カ月ぶりのプラスとなった。
8月は、気温の上昇に伴い主力の衣料品を中心に夏物商品が好調に推移した。また、美術・宝飾・貴金属などの高額品の売り上げが23.8%伸びたほか、家具・家電も2桁の増加となり、全体の売り上げをけん引した。季節催事やセール等各種施策も好評だった。大都市の旗艦店では、一部の商品で消費増税前の駆け込み消費もみられた。
一方、訪日外国人向け売上高は、訪日客の減少を背景に0.7%減の256億円と、7カ月ぶりのマイナスとなった。
調査対象の百貨店は78社・215店舗。東京地区は前年比4.7%増と、5カ月ぶりプラスとなった。