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全国コアCPI、8月は前年比+0.5% 2年1カ月ぶり低い伸び

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9月20日、総務省が発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI)は101.7となり、前年同月比で0.5%上昇した。写真は都内で2017年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 20日 ロイター] – 総務省が20日発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI)は101.7となり、前年同月比で0.5%上昇した。上昇率は前月から0.1ポイント低下し、2017年7月以来2年1カ月ぶりの低い伸びとなった。エネルギー価格の下落などが押し下げ要因となった。

総務省は「前年同月比の数字は小さくなっているが、依然ゼロ%台後半で推移しており、緩やかな上昇傾向が続いているとみていい」(幹部)として、判断を据え置いた。

コアCPIの上昇は32カ月連続。ロイターが集計した民間予測通りの上昇率となった。

上昇に寄与したのは生鮮食品を除く食料や教養・娯楽費などで、食料ではアイスクリームが大手メーカーの値上げなどで前年同月比8.0%上昇した。一方、下落に寄与したのは交通・通信費やガソリンなどで、携帯電話の通信料は前年同月比5.7%低下した。

総合指数は前年同月比0.3%上昇となり、上昇率は前月から0.2ポイント低下した。日照不足の影響で前年に高値で推移したトマトやきゅうり、キャベツなどの下落が響いた。

生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は前年同月比0.6%上昇となった。

(志田義寧)