サミットは4月からPKSHA Technology(東京都)と、アルゴリズムによる作業割当表作成支援システムを共同開発し、全122店舗で運用を開始する。PKSHA Technologyが提供するアルゴリズムにサミットのL.S.P.情報を入力することで、設定された優先順位と出勤情報に対応した最適な作業割当表を1分程度で作成し、作業割当表作成業務の95%を自動化。これにより1日当たり30分~1時間かかっていた作業時間が10~20分に短縮され、年間8万時間程度(人件費換算で1.2億円相当)の業務削減が可能となった。また、2週間先の作業割当表を作成できることから、先回りした稼働計画の策定についても行っていく予定だ。働きやすい環境づくりに大きく貢献することになる同システムの導入は、サミットの事業ビジョンである「日本のスーパーマーケットを楽しくする」達成の追い風となるだろう。(3月24~30日のニュースをまとめました)
コープさっぽろ
障がい者雇用率7%を達成
生活協同組合コープさっぽろは3月27日、23年3月時点で関係会社を含むグループ全体の障がい者雇用率が7%を達成したことを発表した。雇用者数は701名で、道内各地の店舗や宅配センター、食品工場に勤務している。
雇用率5%を超えた20年に、障がい者の就労の場を広げることを目的に、障害福祉サービス事業を運営するコープ・パートナーズを設立している。23年度は企業在籍型ジョブコーチを配置し、雇用環境の推進、定着強化、共に働く職員への研修などの活動をスタートさせる。
「OMOCHI革命プロジェクト」の参画商品
4月1日には「北海道のもち米と牛乳を使用した桜もちスムージー」を一部店舗で発売する。オリジナルスイーツブランド「トヨヒコスイーツ」の新商品で、ホクレン農業協同組合連合会、賛同するスイーツ製造・販売会社による「OMOCHI革命プロジェクト」の参画商品だ。北海道は全国1位のもち米の生産地だが、人口減や食文化の多様性の影響で消費が落ち込み、消費復活と繋げたいという同プロジェクトに賛同し、商品化した。道産食材の牛乳も使用し、北海道食材の消費促進をサポートしていく。
ベルク
総菜部門の“ロボフレ”化で成果報告
ベルクは3月22日、経済産業省が主催する、食品分野におけるロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境の実現に向けた研究開発やロボットの現場導入に取り組んだ事業者の発表会で成果報告を行った。日本惣菜協会と共同でロボット・AIの導入推進を行うモデル事業として、コネクテッドロボティクス(東京都)の「惣菜盛付ロボットシステム(省スペース型)」と「高速弁当盛付ロボットシステム」の導入成果について報告した。
サンベルクス
「お花茶屋店」をオープン
サンベルクスは4月1日に「スーパーベルクスお花茶屋店」(東京都葛飾区)オープンする。京成本線「お花茶屋駅」の南450m、曳舟川親水公園の東側に位置した場所への出店で、1階に駐車場とテナントのドラッグストア、2階を売場としたピロティ型の店舗だ。
マックスバリュ東海
名古屋エリアに無人店舗を初出店
マックスバリュ東海は3月27日、専門学校トライデント内に無人店舗の「Maxマート トライデント 外国語・ホテル・ブライダル専門学校店」(愛知県名古屋市)をオープンした。専門学校に通う学生や校内で勤務する従業員の軽食需要に対応していく。飲料、菓子、アイスなど約200アイテムを品揃えし、要望に応じて取扱商品の変更も行っていく。無人店舗のMaxマートは2店舗目。
- 所在地…愛知県名古屋市中村区名駅4-1-11
- 売場面積…約2.4坪
光洋
「マーケットガーデンKOHYO豊中緑丘店」を開店
光洋は3月25日、「マックスバリュ豊中緑丘店」を改装し、「マーケットガーデンKOHYO豊中緑丘店」(大阪府豊中市)としてリニューアルオープンする。「鮮度感」「ライブ感」「良質感」「親近感」をコンセプトにしたマーケットガーデン業態に変更した。
- 所在地…大阪府豊中市緑丘4-1-1
- 売場面積…605坪
- 営業時間…9時~22時
- 駐車台数…314台
- 従業員数…社員32名、コミュニティ社員・アルバイト132名
丸久
市に協力して「宇部がちゃ」を発売
丸久は3月20日から、2021年に市制施行100周年を迎えた宇部市に協力して「宇部がちゃ」を発売する。地域活性化包括連携に基づいたもの。宇部市内の歴史ある建物や施設、店舗の看板・思い出のある食物などをキーホルダーで再現し、カプセルマシン(通称・ガチャガチャ)で販売。価格は1カプセル300円(税込)。15歳以上を対象に9種類を揃えた。売上の一部を市に寄付する。