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バロー、21年3月期の経常利益目標を210億円に引き上げ、ホームセンター事業拡大で

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バローホールディングス(HD)が2021年3月期の連結業績目標を発表

 バローホールディングス(HD)は5月9日、2021年3月期の連結業績目標を引き上げると発表した。営業収益は従来の6000億円から6800億円に、経常利益は185億円から210億円にそれぞれ上方修正した。

 ホームセンター(HC)のダイユー・リックHD(福島市)を子会社化したことで、HC事業の規模が拡大することが主な要因。ダイユー・リックHDは4月1日付けでアレンザHDに社名変更した上で、バローHD子会社のホームセンターバローを子会社化。バローHDは株式交換によりアレンザHDの株式の50%を取得し、同社を子会社化した。

 アレンザHDの19年2月期の連結業績は、売上高が797億円、経常利益が6億9100万円だった。同社を子会社化したことで、バローHDの20年3月期の連結業績は、営業収益が前期比16.6%増の6600億円、経常利益が13.7%増の183億円に拡大する見込みだ。

 アレンザHDの子会社化で事業規模は拡大するものの、収益性は低下する。このため、21年3月期のROA(総資本利益率)は従来の6.0%から5.6%以上に、ROE(株主資本利益率)は8.5%以上から7.7%以上に、目標を引き下げた。

 また、同日発表したバローHDの19年3月期の連結業績は、営業収益が前期比4.0%増の5659億円、経常利益が7.7%増の160億円、純利益が4.5%増の79億円だった。