[東京 13日 ロイター] – 東芝は13日、2020年3月期(米国会計基準)の営業利益は前年比3.9倍の1400億円を予想していると発表した。構造改革や調達改革が寄与する見通し。
会社予想はリフィニティブが集計したアナリスト16人の予想平均1163億円を上回る。
会見した車谷暢昭会長・最高経営責任者(CEO)は「今後、各種の改革活動の効果をさらに積み増すことで、1400億円の達成を確実にしたい」と語った。
部門別ではエネルギーシステムソリューションが280億円の黒字転換(前年は240億円の赤字)を予想。前年比3.9倍の490億円と大幅増を見込んでいるデバイス&ストレージソリューションとともに営業利益を大きく押し上げる見通し。
売上高は前年比7.9%減の3兆4000億円を計画。デバイス&ストレージソリューションが中国経済減速の影響などで前年比9%の減収を予想している。
2019年3月期の売上高は前年比6.4%減の3兆6935億円、営業利益は同58.9%減の354億円だった。
(志田義寧)