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【米ダラーゼネラル】既存店売上高は29年連続のプラス、食品強化が奏効

 米ダラーストア大手のダラーゼネラルが発表した2019年1月期決算は、既存店売上高が前期比3.2%増となり、29年連続で前年実績を上回った。

 

 同社は冷蔵・冷凍食品と青果の販売を強化する「DGフレッシュ」構想を推進している。これにより、粗利益率は0.3ポイント低下して30.5%となったものの、売り上げが伸びた効果で営業利益は5.4%増の21億ドルと増益を確保した。売上高は9.2%増の256億ドルだった。

 

 冷ケースを増設したDGフレッシュ型の店舗は、19年1月期で300店舗に増えた。20年1月期は975店舗の新設(前期は900店舗)と1000店舗の改装(同1050店舗)を計画しているが、新店と改装店舗のほとんどがDGフレッシュ型となる。

 

 また、新店のうち10店舗前後は店舗面積が標準店の半分ほどの都市型小型店「DGX」となる予定だ。

 

 また、20年1月期は従業員の生産性と客の利便性の向上を図る「ファーストトラック(Fast Track)」と呼ぶ施策も進める。モバイルアプリ「DG Go!」を使って客が商品のバーコードを読み取り、セルフレジで精算できるようにした店舗が現在250店舗ほどあるが、今期はこれを拡大する。さらに、下半期にはネットで注文した商品の店頭受け取りサービスの実験を始める計画だ。