今回の1000社ランキングに入った百貨店企業は58社で、前年から4社減少している。売上総額は3 兆2289億円で、前年の4兆1387億円から約9000億円減となった。これは一部企業が新収益認識基準を適用したことも少なからず作用していると思われるが、それを勘案しても百貨店の市場縮小傾向は続いており、業界を取り巻く経営環境が依然厳しいことが示されている。
とはいえ、上位30社の最新の業績に目を向けると、コロナ禍真っただ中で各社が過ごした厳寒の時に比べれば、“雪解け”の兆しも見て取れる。新収益認識基準適用に伴い前期からの増減を示していない企業もあるが、髙島屋(大阪府)、
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