インターブランドジャパン(東京都渋谷区)のグループに属するC Space Tokyoが発表した「顧客体験価値ランキング 2021」で、小売業トップはワークマン、2番手はニトリだった。
すべての業種を含む全体トップは星野リゾート、ワークマンは全体の第2位につけた。ワークマンはトップ50圏外だった昨年から大きく躍進。C Spaceが定義する体験価値の5つの要素のうち、特に「私向けのものだと思える」「私の立場で考えてくれる」が他ブランドよりも高い評価を得た。
全体8位だったニトリは、20代を含めて幅広い世代から支持を受け、ワークマンと同じく圏外からランクイン。特に「私向けのものだと思える」で上位の評価を得た。
そのほか、小売業では高島屋(全体11位、2020年のランキングは27位)、無印良品(15位、35位)、セリア(22位、21位)、イオン/イオンモール(27位、32位)、アマゾン(28位、46位)、業務スーパー(30位、圏外)などがトップ50に入った。
年代別トップ5では、18〜29歳で高島屋が5位、50代で無印良品が4位、60代以上でコストコが1位、高島屋が2位だった。
C Spaceは6月と10月にインターネットでモニター調査を実施、約1万人の回答をもとに体験価値の5つの要素(「私向けのものだと思える」「私にとって意味がある」「オープンで、正直である」「私の立場で考えてくれる」「いい気分にさせてくれる」)を数値化し、ランキングを決めた。ランキングの発表は今年で3回目となる。