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ハローズ、ラ・ムー、トライアル、ロピアが集結!激戦!明石DS 対決のゆくえ

人口約30万人を擁する兵庫県南部の明石市。神戸市や大阪市のベッドタウンとして発展を続け、近年は行政による子育て支援の充実からファミリー層の流入が目立つ有望マーケットだ。市内各所で商業集積が形成されており、食品小売でもとくに価格競争力の高いチェーンを中心に積極的な出店が続く。関西屈指の激戦地を訪れ、有力ディスカウンターの戦術に迫った。
調査日=2025年1月8~9日、文中の価格はトライアルを除いて本体価格

ヤングファミリーの流入が進む有望市!

 今回調査対象としたのが、明石市西部を商圏とする❶「ハローズ魚住店」、❷「ラ・ムー明石南店」、❸「スーパーセンタートライアル明石西インター店」、❹「ロピア神戸岩岡店」で、いずれも高い価格競争力と集客力を誇る4店舗である。

 このうち❶❷は国道250号線近くで近接しており、この2店舗から北西約3㎞離れて❸、そこから約2.8㎞東に❹という位置関係である。明石市内は阪神地区へのアクセスのよさもあって、若いファミリー層を中心に人口は増加傾向にある。

明石市内各所で商業集積が形成されており、食品小売でもとくに価格競争力の高いチェーンを中心に積極的な出店が続く

 クルマを日常的に利用する人も多く、4店舗ともに午前中から駐車場は多くの出入りが見られた。安さや品揃えを求めて、日常の買物についても比較的広域を移動する消費者が少なくないとみられる。

 本稿ではまず各店舗の売場づくりやMD(商品政策)の特徴を整理したうえで、これらディスカウンターを軸としたエリア内での今後の競争の行く先について考察してみた。

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