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イオン、100円ショップ「キャンドゥ」にTOB、子会社化へ

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10月14日、 イオンは100円ショップを展開するキャンドゥに株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。写真は千葉で2016年11月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 イオンは10月14日、100円ショップ大手のキャンドゥを株式公開買い付け(TOB)により子会社すると発表した。イオングループの国内外の店舗や商業施設への出店機会の提供、物流やEC(インターネット通販)での協業などを通じて、キャンドゥの成長を促す。

 TOBは2段階で実施し、キャンドゥの株式の51%以上を取得し、連結子会社化する方針。第1回は10月15日から11月24日まで行い、1株を2700円で買い取る。キャンドゥの城戸一弥社長と実母の城戸恵子氏から19.68%を取得することで合意している。

 第2回は11月30日から12月27日に実施、買付価格は2300円とする。第2回のTOB終了後、イオンはキャンドゥ創業家の資産管理会社の株式を買い取り、キャンドゥ株を間接取得する。

 キャンドゥは8月末時点で1141店舗(直営店733店舗、フランチャイズ店401店舗、海外7店舗)を展開している。2021年11月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%増の735億円、営業利益が27.6%減の11億円、純利益は30.9%減の3億円を見込んでいる。