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つくばで至近距離初対決、ロピアVSヨークベニマル!トナリエクレオ店の売場づくりを徹底解説

ロピア(神奈川県/高木勇輔代表)が茨城県に進出した。2021年5月、「つくば」駅からすぐの場所に「ロピアトナリエクレオ店」(茨城県つくば市:以下、トナリエクレオ店)を出店。同店の周辺は、ヨークベニマル(福島県/真船幸夫社長)、カスミ(茨城県/山本慎一郎社長)、西友(東京都/大久保恒夫社長兼CEO)と有力食品スーパー(SM)がひしめく激戦区で、ロピア進出で競争がさらに熱を帯びるのは間違いない。茨城1号店ではどのような売場づくりをしているのか──。現地を調査した。(調査日:6月13、18、20、24日)※本文中の価格はすべて本体価格

オープン1カ月後も開店前には長蛇の列

店舗概要
●住所: 茨城県つくば市吾妻1-7-1
●開店日: 2021年5月19日
●売場面積: 約600坪(歩測)
●営業時間: 10:00~20:00
●店舗構造: 鉄筋8階地下2階
●駐車台数: 約4000台

 ロピアが5月19日にオープンした「トナリエクレオ店」は、つくばエクスプレス「つくば」駅から直線距離で約200mの場所にある。

 2017年閉館の西武百貨店跡に開業したショッピングモール「トナリエクレオ」の1階部分に入る店舗で、周辺は商業施設やマンションが建ち並ぶ。なお、隣接地は18年に閉館した総合スーパー「イオンつくば駅前店」の跡地となっており、現在は大規模マンションを建設中だ。

 つくば市の人口は約24万人。東京へのアクセスの良さなどを理由につくば市の人口は増加傾向にあり、店舗周辺は豊かなマーケットが広がる。そのため周辺には競合も多く、トナリエクレオ店から約400m離れた場所に「ヨークベニマルつくば竹園店」「西友つくば竹園店」、約700m離れた場所には「フードスクエアカスミ学園店」(以下、カスミ学園店)と、狭いエリアに有力SMの店舗が密集している。

ロピア トナリエクレオ店の売場レイアウト図

 そうした状況下でも、ロピアはすさまじい集客力を発揮している。オープンから約1カ月が経過した6月の週末に店舗を訪ねてみると、店の前には約130人の行列ができており、開店してから15分ほどは整列しての入場をお客に促していた。オープンから1時間が経過し午前11時頃になると、店舗奥側の主通路に達するほどの長蛇のレジ待ち行列ができていた。ロピアの新店ではおなじみの光景でもある。週末ということもあって店内は子連れのファミリー層が目立ち、営業中は常にざわめきと活気で満たされていた。

 売場面積はロピアの標準となる約600坪(歩測)で、青果、鮮魚、精肉を集積した「生鮮一体型」のレイアウトを採用。店舗正面から見て左側壁面約170坪(歩測)のスペースを「生鮮ゾーン」とし、奥側壁面の総菜売場につなげている。

売場印象

●青果・鮮魚
おなじみの「旬果実」の訴求 “現場主義”が垣間見えた鮮魚

 主要部門の売場を見ていこう。導入の青果売場では、入口付近に目玉商品を陳列。調査日は旬のメロンを大きくアピールしており、茨城県産の「大玉タカミメロン」(4個1299円)、「旭村大玉アンデスメロン」「旭村大玉メロン4Lサイズ」(各3個999円)と箱入りメロンをメーンに、熊本県産「肥後グリーンメロン」(1玉699円)、北海道産「夕張メロン」(同2000円)なども揃える。

 そのほか入口付近には

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