DCMホールディングスは12月12日、11日まで予定していた島忠へのTOB(株式公開買い付け)が、不成立になったと発表した。応募株数は3万2345株で、買い付け予定数の下限である発行済み株式(1947万7700 株)に満たなかった。島忠を巡るDCMHDとニトリホールディングスのTOB合戦はニトリによる成立の可能性がさらに高まった。
DCMは10月2日に島忠に対し1株4200円でTOBを実施すると発表し、島忠もこれに賛同。10月5日から買い付けが進められていた。しかし、10月29日にニトリHDがDCMHDを3割上回る1株5500円で島忠に対するTOBを実施すると発表し、島忠もそれに賛同していた。