すかいらーくホールディングスは5月26日、7月1日から「ガスト」や「バーミヤン」などのグループ全店で深夜営業を廃止すると発表した。同社グループは国内に約3200店舗を展開しているが、商業施設などに入居する店舗を除く約2600店舗で、閉店時間を原則として午後11時30分とする。
ファミリーレストランの深夜時間帯のニーズはもともと減少傾向にあったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴ってさらにニーズが減少した。すかいらーくでは今後もこの傾向が続くものと判断した。
深夜営業を廃止することでランチタイムやディナータイムへの人員のシフトを進めるほか、需要が増えているテイクアウトや宅配サービスに対応する人員も増やす。
外食産業は全体的に働き手の確保が難しくなっており、深夜営業廃止で働きやすい職場環境を整備し、女性や高齢者などの採用を増やす狙いもある。