ファミリーマートは、店舗運営に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を2050年にゼロにするなどの長期目標を盛り込んだ「ファミマeco(エコ)ビジョン2050」を公表した。
CO2冷媒冷凍機やエネルギー管理システムなど省エネ型機器の導入により店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出量を30年に13年比で40%、50年に100%削減することを目標にする。
また、弁当や冷やし麺、サラダ、サンドイッチなどの容器・包材に植物由来のバイオマスプラスチックやペットボトル再生素材を使用、環境配慮型素材の使用割合を30年に60%、50年に100%に高める。
さらに、商品の発注精度向上や中食商品の賞味期限の長期化、季節商品の予約販売強化などにより、食品の廃棄ロスを30年に18年比で50%、50年に80%削減する。
同社は、主要国の中央銀行や金融規制当局などが参画する「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」の提言に賛同し、気候変動が事業にもたらすリスクや機会などを情報開示することも表明した。