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ワールド、ブランドバッグ定額レンタルのラクサスを子会社化、43億円で

写真はイメージ (istock.com/fabio mazzarotto)

 アパレル大手のワールドは10月25日、高級ブランドバッグ専門のサブスクリプション(定額課金)型レンタルサービスを手がけるラクサス・テクノロジーズ(広島市)を子会社化すると発表した。

 11月6日をめどにラクサスの発行済み株式の62.5%を約43億円で取得する。ラクサスの創業社長の児玉昇司氏は留任する。ワールドは100億円規模の資金支援で、ラクサスの成長を促す。ラクサスは月額6800円(税別)で、「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」など高級ブランドのバッグを借りられるサービスを展開しており、2019年7月期の売上高は13億7900億円、純利益は3600万円だった。

 主力のSPA(衣料品製造小売り)事業が頭打ちとなる中、ワールドは新規事業育成による成長戦略を強化している。18年には中古ブランドアパレルのセレクトショップ「RAGTAG」を展開するティンパンアレイ(東京都品川区)を子会社化したほか、アパレルレンタルのオムニス(同港区)にも出資した。また、今年8月には米ゴードン・ブラザーズの日本法人と合弁で、衣料品・雑貨の余剰在庫を低価格で販売する「オフプライスストア」事業を展開するアンドブリッジ(同)を立ち上げた。