ロピア(神奈川県/髙木勇輔代表)が、中部初出店となる「ロピア モレラ岐阜店」(以下、モレラ岐阜店)をオープンした。2020年9月に関西1号店を出店し、ここ最近は関西エリアへの出店に力を入れてきた同社。22年8月末時点で、関西エリアの店舗数は11店舗にまで増えている。そんなロピアが次のターゲットに定めるのは中部エリアだ。“中部侵攻”の口火を切ったモレラ岐阜店ではどのような売場づくりをしているのか。現地に足を運んだ。(調査日:6月27〜28日) ※本文中の価格はすべて本体価格
地域最大級のSC内、バローの撤退跡に出店
ロピアが5月26日にオープンしたモレラ岐阜店は、樽見鉄道樽見線「モレラ岐阜」駅から徒歩1分の場所にある。
同店がある本巣市は、岐阜県の南西部に位置し、人口は約3万2000人。市内は豊かな自然が広がり、近年は岐阜市、遠くは名古屋市への通勤者のベッドタウンとして発展してきた。
大型ショッピングセンター(SC)「モレラ岐阜」内に入るモレラ岐阜店。同SCは2006年4月の開業で、敷地面積は18万5000㎡、駐車場台数は約5000台で、「ニトリ」「ユニクロ」「TOHOシネマズ」など約240のテナントが入る。モレラ岐阜店は、22年2月に閉店した「スーパーマーケットバローモレラ店」の跡地に出店した。
モレラ岐阜店の売場面積は約700坪(歩測)。売場は入口から青果、鮮魚、精肉と続き、入口側から見て奥側壁面に総菜を配置するロピアの基本スタイルを踏襲している(売場レイアウト参照)。ただ、通路幅は標準よりも広く取られているようで、売場からはゆったりとした雰囲気が感じられる。
モレラ岐阜店はローカルエリアのSC内核店舗という、都市部の店舗が多いロピアにとっては異例の立地となる。そうした背景を考慮してか、オーソドックスな売場配置を選択したのかもしれない。
今回は3日間にわたり店舗を調査したが、客入りから判断するに、中部1号店の滑り出しは上々であるようだ。とくに
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