『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌3月15日号の特集は、
モチベーションを高める! 競技会・表彰制度
をお届けします。
一部のドラッグストア企業は、販売コンクールや接客コンテストなどの社内競技会のほか、「社長賞」をはじめとした特徴ある表彰制度を設けています。ツルハホールディングス(北海道)の「メイクアップコンテスト」やサツドラホールディングス(北海道)の「サツドラアワード」、セキ薬品(埼玉県)の「年間褒章制度」など名称や内容はさまざまです。
これら社内競技会や表彰制度の充実に力を入れるのには理由があります。
同志社大学政策学部教授の太田肇氏はその著書『表彰制度』(日本表彰研究所と共著:東洋経済新報社)において、表彰制度の効果を解説しています。
効果の第一は従業員のやる気、モチベーションが上がることです。
第二はメッセージ効果です。これは組織としてどのような態度や行動、成果を求めているか、表彰を通じて従業員にメッセージを発信し、受身で消極的な職場風土をチャレンジングで積極的な組織風土に変えます。
第三は人間関係や信頼感にも好影響を与えることです。日常におけるよい仕事、ちょっとした気配りなどをたたえ、職場の人間関係や空気をよくすることにつながるといいます。
ほかにも、間接的、副次的な効果も期待できると太田氏は『表彰制度』で述べています。
人手不足がDgS企業の経営に影響を与えるようになってきています。若手の定着にも一役買う表彰制度や社内競技会を活用し、競争力アップにつなげたいところです。
本特集では、以下のチェーンの競技会・表彰制度を取材しました。
(1)ツルハホールディングス(北海道)
(2)サツドラホールディングス(北海道)
(3)セキ薬品(埼玉県)
(4)ゲンキー(福井県)
(5)JR九州ドラッグイレブン(福井県)
また、ウエルシア薬局(東京都)の東海エリア戦略のほか、米国注目企業のアルタ・ビューティの解説記事も掲載しています。
今号はほかにも、JR九州ドラッグイレブン(福岡県)の今林泰社長や、シック・ジャパンの吉田智彦代表取締役のインタビューも読みどころです。
ぜひご一読ください。