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ダイヤモンド・ホームセンター 2015年5月号

ホームセンター5月号  国内小売業界のEC(ネット販売)化率は約4%あり、毎年大きく上昇しています。その一方で、多くのホームセンター(HC)企業のEC事業は、その比率を大きく下回っており、いつまで経っても売上が大きく拡大しないことにジレンマを感じていることでしょう。もちろん、HC企業がECの土俵で、王者アマゾンと伍する規模になるとは考えづらいです。しかし、もっと大きく売上を伸ばせるし、収益性も改善させられるはずです。

 

 リアル店舗を持つHCだからこそできる“強いEC”を事業としてどう構築していくべきでしょうか?その方法論と位置づけ、具体的な戦略をまとめたのが、特集1「決め手は、店舗が活きるビジネスモデル 『ネット販売』をモノにする」です。

 

 先進事例編では、アマゾンに真っ向勝負を挑むヨドバシカメラ、EC関与売上が全体の1/3を超えるカメラ専門店のキタムラ、EC売上1兆円を突破したウォルマート、EC比率5割のウィリアムズ・ソノマを取り上げました。また、アスクルのロハコ事業、MonotaROというEC専業の新興勢力の戦略を明らかにします。

 

 HCの実態と戦略編では、アンケート調査を行うとともに、HC業界では独走のコメリの戦略に迫ります。オムニチャネルと言う言葉などない15年前から、「店舗を強化するためのEC」戦略を行ってきた同社の強みを分析しました。このほか、赤字にならない運営方法をエンチョーに、専門性の深堀術について西村ジョイに取材しています。

 

 実践できればHCのEC事業がブレークスルーポイントを超えるのは、そう遠い日ではありません。

 

  特集2は「次代を担う顧客を開拓 親と子どもに来てもらう!」。HCの主たる客層がどんどん高齢化するなかで、次代を見据えて新しい若い世代を取り込む必要性があります。そこで、具体的にどうすれば良いかを求めて3社をレポート。

 

 30代前後の若いファミリー客に向けていまどきのDIY、HC像を提案して成果をあげる嘉穂無線、小さな子供を持つ若い女性をメーンターゲットにするアイリスプラザダイシンカンパニーの戦略と店づくりにフォーカスしました。同時に、子どもとその親から絶大な支持を得るイケアの考え方と店づくりを解剖。HCはいま、客層の若返りが求められており、その取組を成功させるためのヒントと実践事例をまとめました。

 

 このほか、親会社上場で戦略はどう変わるのかに注目の「綿半ホームエイド 御堂島司社長インタビュー」、緊急寄稿・「HCだからできるラストムーバ―アドバンテージで勝者になる方法」など盛りだくさんでお届けします。

 

 ぜひ、ご一読、そしてご精読をお勧めします。

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