「ゼロカロリー コーラ」試飲比較のコマーシャルが物議を醸し出し、話題を呼んでいるのは、みなさんもご存知のところだろう。
「おいしい」「まずい」の基準は、嗜好が大きく関わる問題なので、その良し悪しについては、何とも言及しにくい。
そもそも日常生活を振り返ってみても、同じカテゴリーの飲み物を同じ場で比較して飲むことは、審査会でもない限りまずありえないなあ――。
などと、考えていた矢先に、「無糖・ブラック・缶コーヒー」を比較試飲する機会を与えられた。
「缶コーヒーなんてどこの製品も同じ。ましてブラックとなれば、格差なんてまず存在しないだろう」と決め込んでいた私の偏見は、わずか3秒でもろくも崩れ去った。
飲み比べをしてみると、おいしいものとそうでないものがびっくりするほど明確に分かれた。
同席者も同意見だったので、たぶん大きくは間違っていないと思う。
「無糖・ブラック・缶コーヒー」を飲み比べする酔狂な方は、そうそういないかもしれないが、余暇の一環としてなら試してみる価値はある。
是非、一度、お試しいただきたい。
くどいようだけれども、本当にはっきりしているから。