6月24日のBLOGで肋骨骨折後、「無駄な力が入らなくなった分、むしろ以前よりも、(テニスが)うまくなった気がする」と書いた。
何の気なしで書いてしまった一文なのだが、確かにサーブの速度は5割増になっており、偽りはない。
そこで、その本当の原因は、どこにあるのかを考えてみた。
骨折前と後とで何が違うかを突き詰めてみれば、実は、ここ半年ほどにわたって症状が出ていた「テニスエルボー」の痛みがなくなっていることに気づいた。
右肘痛がないので、ラケットを思い切り、思う存分振る事ができるわけで、そのことが5割増サーブにもつながっている。
では、なぜ、「テニスエルボー」の痛みは消えたのだろうか?
それは、米国に出張しており、ほぼ2週間、まったくテニスをしていなかったからだ。右肘にとっては、“恵みの休養”になったようだ。
ということは、肋骨骨折とテニススキルの向上との因果関係は全くないということになる。
なるほど! 私くらいの年齢になったら、トコトン自分を追い込むような練習をするよりも、しっかり身体を休めた方が技術向上につながる…実に当たり前の発見をした。