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カタログハウスが直営店舗に放射能測定器を導入する

 8月26日。カタログ雑誌『通販生活』の発行や通販サイト『www.(だぶだぶ)通販生活』を運営するカタログハウス (東京都/佐倉住嘉社長)は、直営店舗「カタログハウスの店(東京店)」(東京都港区新橋 1-11-7 新橋センタープレイス)内に本格的な放射能測定器を導入した野菜売場「福島さんの野菜」を新設した。

 

 「福島の野菜を食べよう」をコンセプトに、福島県の野菜生産者グループであるジェイラップ(福島県/伊藤俊彦社長)と提携した。

 

 国の定める暫定基準値とウクライナ保険省が採用する規制値に基づいた自主的な検査をカタログハウスとジェイラップの両社が実施することで産地直送の野菜を消費者にとって安全・安心な状態での販売に努める。

 

 開始時は、ブルームきゅうり、みにきゅうり、トマト、ベビーリーフ、ミニトマト、茄子、じゃがいも、ピーマン、 玉ねぎ、つるむらさき、かぼちゃ、枝豆、いんげん、長ネギ、桃、トウモロコシの16 品目を導入。これらを1kgずつに刻み、放射能測定器にかけ、安全・安心を可視化する。

 

 ジェイラップが使用する放射能測定機はEMFジャパン(大阪府/谷口明社長)製の「ガンマ線スペクトロメーター」。「カタログハウスの店」が使用するのは応用光研工業(東京都/江原直行社長)製「微量放射能測定装置」。いずれも外部機関「放射能汚染食品測定室」と同レベルの高精度放射能測定器である。

 

 また、週末には定期的に福島県の野菜生産者が来場し、店頭販売の実演を行うという。

 

 放射能測定機は、それなりのスペースを取り、コストも要するので導入には二の足を踏む食品スーパーが少なくない。

 

 しかし、いま消費者の最大の関心事項は、食品の安全・安心。たとえ特売などの販売促進をすべて控えたとしても、カタログハウスに続きたいところだ。

 

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