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『チェーンストアエイジ』誌の限界を痛感する

 『チェーンストアエイジ』誌のような雑誌を編んでいると、どんなに新しい提案をしてもどんなに良いと自負する記事を書いても、読者の方にその気がなければ、響かないと限界を感じる。

 

 たとえば、「店長の在り方」に関しての問題意識を持っていない経営者の方に「店長特集」を発してもほとんど意味を持たない。

 パラパラと雑誌を眺めてはくれるのであろうが、その10分後には忘れてしまっていることだろう。

 

 だから、雑誌を編むに当たっては、読者の方の最大公約数的なテーマにいつもアンテナを張り、フィーチャーすることを心掛けている。

 また、同じような記事を毎号掲載することで、読者の方が欲しいと感じる時には常に情報を提供している状態をつくるようにも努めている。

 さらには、バックナンバーをいまよりも検索閲覧しやすい形(オンデマンドシステム)にして、その時の課題に応じて読んでくれることも喚起したい。

 

 読者の方に記事を読むことを強要することはできないが、我々は読みたいと思う記事を増やし、読んでもらえるような場面をより多くする努力をしなければいけない、と反省しきりの今日この頃である。