
ローソン(東京都)は、現行のプライベートブランド商品の約95%を「3つ星ローソン」のブランド名に統一し、10月までに順次刷新すると3月27日に発表した。
昨今の物価高を背景にプライベートブランド商品の需要が高まっている。直近の2025年2月までのデータによると、消費者物価指数の上昇と市場全体における食品のプライベートブランド比率の上昇は連動している。
また、近年の「タイパ」を重視するトレンドの中では、買い物にも時間をかけたくないという意識から購入商品を決定する際には、“わかりやすい”パッケージデザインであることが求められている。
このような背景のもと、同社は創業50周年を迎える本年、2020年以来5年ぶりにプライベートブランドを刷新する。新たなブランド「3つ星ローソン」では、ローソンが掲げる以下の“3つの約束”を指針として商品リニューアルを行う。
1.圧倒的な美味しさ・・・お客の声を具現化することを第一に、商品開発プロセスを変更
2.人への優しさ・・添加物について独自の使用基準を設ける
3.地球(マチ)への優しさ・・・2025年度中に容器包装における環境配慮素材を使用する商品の比率を80%まで拡大する
また、パッケージデザインは消費者にとって分かりやすいデザインを採用する。商品名は見やすい大きさと濃さの文字に変更し、パッケージカラーは商品ごとに識別しやすい色を使用する。さらに、アレルゲン表示については、パッケージ前面での記載に変更する。