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ライフ、上期は営業・経常減益

 ライフコーポレーション(大阪府)が10月7日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比5.4%増の4,218億円、営業利益が1.4%減の122億円、経常利益は1.1%減の127億円となり、増収減益で上期を折り返した。

 小売事業の営業収益は5.4%増の4,217億4,800万円、売上高は5.3%増の4,061億9,900万円、セグメント利益は0.9%減の125億2,500万円。生鮮食品部門、一般食品部門、生活関連用品部門については、売上高はいずれも前年同期を上回ったが、衣料品部門が2.3%減と苦戦を強いられた。生鮮食品部門については5.9%増の1,767億8,600万円、一般食品部門は5.6%増の1,832億9,600万円となり、堅調に推移した。

 上期は、8店舗を新規出店し、2店舗を閉店。既存店については、「西九条店」で手づくりパンコーナー「小麦の郷」や医薬品コーナーの新規導入などで品揃えを拡充し、「南津守店」では「BIO-RAL」商品や冷凍食品・惣菜などの品揃えを拡充する改装を実施。また、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL」などのPB商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策を実施したことも、営業収益の押し上げにつながった。

 一方、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴う人件費が増加。販管費は61億1,100万円増となり、営業総利益の59億3,200万円増を上回ったことで、営業利益を前年同期に比べて1億7,800万円ほど減らした。

 なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で5.4%増の8,534億円、営業利益で2.4%増の247億円、経常利益で2.2%増の255億円と、増収増益を見込んだ。