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オークワ、上期は大幅減益

オークワ外観

 オークワ(和歌山県)が10月1日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年2月21日~8月20日)は、営業収益が前年同期比0.9%増の1,225億5,800万円、営業利益が65.1%減の2億4,600万円、経常利益が61.8%減の3億1,300万円で、大幅な減益となった。

 2027年2月期を最終年度とする中期経営計画がスタートした当期は、「業態の再構築」、「店舗の生産性の向上」、「オークワブランドの商品開発拡大」、「マーケティング戦略の構築」、「業務革新によるコスト削減具現化」、「人的資本価値の最大化」、「サステナビリティ経営の深耕」に取り組んだ。

 連結業績については、売上高が前年同期に比べて約8億円増加したが、売上原価が9億6,600万円増えたことで、売上総利益は1億6,900万円減少して317億6,800万円。売上総利益率も0.34ポイント下げて27.32%とした。

 売上総利益に営業収入を加えた営業総利益は、7,300万円増えて380億6,000万円。一方、広告・販促費、賃借費は減ったものの、人件費の5億6,100万円増が響き、販管費は5億3,300万円増。営業利益の4億6,200万円減につながった。

 また、上期の新規出店2店舗に加え、既存店、システムなどの設備投資は、工事ベースで58.0%増の61億3,400万円に膨らんだ。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で2.7%増の2,540億円、営業利益で15.2%減の24億5,000万円、経常利益で19.3%減の25億円と予想し、2ケタ減益を見込んだ。