【ワシントン時事】米商務省が4日発表した7月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は、前月比7.9%増の787億9100万ドル(約11兆4100億円)だった。赤字幅は2カ月ぶりに拡大した。コンピューター関連などの輸入が大きく増加した。
輸入は2.1%増の3453億9400万ドルで、金や金属製品、民間航空機などが増加した。輸出は0.5%増の2666億300万ドル。半導体が増加したものの、自動車・同部品の減少が響き、全体では小幅な伸びにとどまった。
国・地域別の赤字額(通関ベース・季節調整前)は、対中国が301億2400万ドル、対日本は61億1800万ドルと、いずれも前月から大きく拡大した。赤字額の上位は中国、メキシコ、ベトナムと続き、日本は8位だった。