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マミーマート、第3四半期は2ケタ増収・20%超えの増益

 マミーマート(埼玉県)が8月9日に発表した2024年9月期第3四半期決算(連結2023年10月1日~2024年6月30日)は、営業収益が前年同期比11.3%増の1,191億円、営業利益が26.5%増の55億円、経常利益は25.5%増の59億円で、2ケタの増収と20%超えの増益となった。

 第3四半期連結累計期間のスーパーマーケット事業の売上高は11.6%増の1,171億4,200万円、セグメント利益では27.0%増の54億9,700万円となった。

 スーパーマーケット事業では、新フォーマットの「生鮮市場TOP!」「マミープラス」への転換が進み、圧倒的な価格・品質、オリジナル商品の開発、SNSを利用した情報提供など、来店頻度の向上に取り組んだ結果、既存店売上高は大きく伸長。改装店舗の年商は2年目以降も伸び続け、既存店の収益基盤が確立してきた。

 既存の「マミーマート」店舗では、生鮮・惣菜商品のカテゴリー強化、日配・グロサリー商品の拡充、売場レイアウトの変更を実施。快適に買物しやすい空間を提供することに注力した。

 セグメント利益は、ベースアップを実施し、雇用形態を問わずに人材への投資を行う一方で、ローコストオペレーション運営の施策として、AI自動発注、LSPといったデジタル関連への投資、フルセルフレジの導入、三郷物流センターの稼働などを進めた効果が現れ始め、順調に増加している。

 なお、2024年9月期の連結業績については、営業収益で7.6%増の1,560億円、営業利益で1.7%増の60億円、経常利益で1.8%増の65億円を見込んでいる。