イオン(千葉県)は、商品の開発から販売までを一気通貫でデザインするSPA形式で、食の専門家チームが開発した商品をプロ料理人の製造技術で生産する、新コンセプトの総菜プロセスセンターを6月6日より本格稼働した。
これまで食品小売業における総菜は、主に家庭的メニューの提供により、お客の家事負担を軽減してきた。近年は、食嗜好の多様化により、スーパーの食品売り場においてもプロ料理人の品質を気軽に購入したいというニーズが高まっている。
こうしたニーズの変化に対応するため、同社は「まいにち、シェフ・クオリティ」をコンセプトに、本格レストランで提供される品質を実現しつつ、効率的に商品を製造・販売できる次世代の総菜プロセスセンター構想をグループ横断プロジェクトで進めてきた。
そして今回、次世代型総菜プロセスセンターの第1弾として「Craft Delica Funabashi」(クラフトデリカ船橋/所在地:千葉県船橋市)を稼働する。
この次世代型総菜プロセスセンターでは、以下の3つの取り組みを推進するとしている。
●商品開発:MD/料理/製造のプロチームによりシェフ品質のおいしさを追求するSPA体制
●製造:シェフの調理工程を生産ラインで再現する製法/製造機器を採用したセンター設計
●販売:高品質と店舗作業の効率化を両立する商品特性に応じたセンター加工度の最適設計
【 新惣菜プロセスセンターの概要】
運営企業:イオンフードサプライ株式会社
センター名称 :Craft Delica Funabashi(クラフトデリカ船橋)
住所:千葉県船橋市高瀬町24-6
稼働開始日:2024年6月6日(木)
面積:延床面積21,868㎡(6,626坪)
製造商品:温惣菜、寿司、チルド惣菜、弁当の半加工品/完成品、ソース、原料加工
商品供給先:イオンリテール、まいばすけっと など関東エリア合計約1,500店舗