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クリエイトSDHD 第3四半期は2ケタの増収・増益

クリエイト外観

 4月8日にクリエイトSDホールディングス(神奈川県)が発表した2024年5月期第3四半期決算(連結2023年6月1日~2024年2月29日)は、売上高が前年同期比10.9%増の3,131億円、営業利益は11.2%増の155億円、経常利益は11.8%増の160億円と、2ケタの増収と増益を達成した。

 第3四半期連結累計期間は、調剤併設型ドラッグストアを中心とした既存エリアのドミナント深耕を継続し、「生活・予防・医療・介護」の各領域で地域に貢献する総合ヘルスケアサポートを推進。主力のドラッグストア事業では、いつでも求めやすい価格で商品を提供するEDLP施策を継続して進めた。また、ワンストップ・ショートタイムショッピングの実現を目指し、調剤薬局の併設や生鮮食品をはじめとした食品の品揃え強化を図り、小商圏における利便性と専門性向上に取り組んだ。

 ドラッグストア事業については、新型コロナウイルス感染対策商材の需要減はあったが、総合感冒薬や化粧品需要の増加、生活必需品をはじめとしたEDLP施策が奏功し、既存店売上・客数が堅調に推移。調剤部門も、調剤薬局の併設店舗数の増加と対人業務の強化に取り組んだ結果、処方箋応需枚数は増加傾向をたどった。

 第3四半期連結累計期間の売上総利益は6.8%増の818億円。売上高比率(26.15%)で1.0ポイント落としたが、売上高販管費比率(21.17%)で1.0ポイント圧縮したことで、営業増益につなげた。

 同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、売上高は前回予想から194億円増の4,235億円(11.2%増)、営業利益は同17億円増の209億円(10.9%増)とした。