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スーパー売上高、4年連続増=食品値上げが主導―23年

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(i-stock/Minerva Studio)

 日本チェーンストア協会が23日発表した2023年のスーパー売上高は13兆5585億円となった。既存店ベースで前年比2.4%増と4年連続のプラス。食料品は節約志向から買い控え傾向が続いたものの、メーカーの値上げで店頭価格が上昇し全体を押し上げた。

 部門別では、全体の7割を占める食料品が3.1%増。衣料品は冬物が苦戦したが、0.9%増を確保した。住居関連品は3.8%増で、アウトドア用品や自転車用のヘルメットなどが好調だった。 

 記者会見した牧野剛専務理事は「数字ほど消費がいいわけではない」と指摘。先行きについては「賃上げが物価高を上回れば消費が上がってくるだろう」との見方を示した。

 同時に公表した23年12月売上高は1兆3588億円。既存店ベースで前年同月比1.7%増と10カ月連続でプラスとなった。農産品の市況高騰も影響し、冷凍食品や冷凍野菜の売れ行きが良かった。