日本フードサービス協会が27日発表した10月の外食産業売上高(全店ベース)は、前年同月比8.8%増だった。穏やかな好天が続き、客足が伸長。和食店などはインバウンド(訪日客)でにぎわった。
ファストフードでは、「麺類」が12.2%増。うどんやそばなど手頃な価格帯の店が、平日や夜間も客数を伸ばした。「和風」も秋メニューが人気で、13.2%増だった。 ファミリーレストランはインバウンド需要も後押しし、「和風」が10.8%増、「中華」は値上げが寄与して11.7%増だった。
パブ・居酒屋は12.0%増。コロナ禍により店舗を閉鎖した影響で、2019年の水準には及ばないが、着実に回復傾向にあるという。